社会福祉法人 牧羊会

認知症の人の気持ち・・・「私は誰になっていくの?」

認知症の人の気持ち・・・「私は誰になっていくの?」

クリスティン・ブライアン
 

認 知 症 の 人

・「どんな気持ちで生活しているのか」

・「どんなことでせいかつに困難を感じているのか」

・「どんなケアーを求めているのか」
 

これは、若くして認知症になった「クリスティン・ブライアン」さんが、認知症の人の気持ちを語った言葉をまとめたものです。

私の顔を見たら声を掛けて下さい。'
挨拶をしてくれれば、少し安心できます。
上の方から声をかけられると、責められている気分になります。
そして、早口で言われると、不安になって逃げたくなるのです。
そんなに一度に言われたら、しかられたり、責められたりしている気分になり、落ち着かなくなるのです。
そんなに一度に言われても、私には理解できないのです。
私は順序立てて話せないし、何も出来ないのです。
強制されると大きな声を出してしまうし、その場から逃げたくて歩くのです。
説明されても、「いやだ」という言葉が出ないので、だから「ほっといて」と暴力が出るのです。
私の顔を見て、手をとって、ゆっくり話してくれるとホットするのです。
時計を見れば分かるのですが見る事も忘れ、今何時か分かりません。
庭を歩くと草花がきれいだと分かりますが、いつ来たか、どうやって帰るのかが分からないのです。
気持ちと行動が伴わないのです。
何かがおかしいと感じても、うまく言えません。
雑音があればイライラして逃げたくなり、夜になると「何か忘れていないか」「何かしなければならない」と思い不安になります。
一人でもいい、見慣れた人が居ると話したくなり、安心するのです。
一人の時は不安になって、知っている人を探したくなります。
あなたがいると安心できるのです。私の側にいて、見守って欲しいのです。

そよかぜ K・A

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